有限会社伊藤商店は昭和58年2月1日創業の会社です。
「伊藤」というよくある苗字に「商店」を付けただけなので、同じ名前の会社が沢山あります。いざとなったら(肉にこだわらず)何でも売れるようにこの名前にしたそうです。
創業者、つまり現社長の伊藤勝(いとうまさる)は山形県出身。
10代で東京に出てきて牛肉卸の世界に入りました。
当時は会社の二階に田舎から出てきた若者たちが泊まり込みで働いていたそうです。
その頃はまだ冷蔵庫の付いたトラックが無く、布で巻かれた肉を常温で運んでいたとのこと。
お肉を売る相手は町の精肉店さん。
100㎏を超える枝肉(骨が付いたままの肉)を担いで納品していました。
各精肉店さんが自分で骨を抜いていたんですね。
朝早くから夜遅くまで働いて、休みも少なく、それでも夜は遊びに出かけていたというからエネルギーがすごい時代です。
荒くれ者も多い業界で、大きな声では話せないブラックエピソードやとんでもエピソードも沢山あったらしいです。今では改善されています。
会社の紅一点と結婚し、子供も出来た昭和58年2月に独立をして「有限会社伊藤商店」が始まりました。
商品を一点一点お客に見せては値段交渉をする営業スタイル。
愚直な販売スタイルで始まりました。
そのころにはお肉の真空パックが導入されていて、会社では昼は仕入と営業、夜は骨を抜いて加工をする日々が続きます。
世間ではお肉を買う場所が町の精肉店からスーパーの精肉部に代わっていき、世間の働き方も変わりました。
時代の変化に必死についていったそんな会社です。
いまでもメインのお客様はスーパーさんですが、新たな販売先の模索をするなかでインターネット販売が始まります。2021年ごろから細々と始まりました。
現在も会社の営業スタイルは変わらず、良いお肉を丁寧に見極めて納得してもらい販売する方法がメインです。
大きな会社のように電話一本で何トンものお肉を動かすような商売にもあこがれはありますが・・・。
今は身の丈に合った商売を真面目に営ませていただいております。